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クルアヌンソーン・・オフィス&マンション街の小さな空き地で優しいパッタイを・・★★★★★

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バンコク旅もそろそろ終了が近づいた。この6日目の滞在を最後に、明日は朝の飛行機で日本に戻ることになる。有終の美を飾るべく、奥様はプールとコンラッドのスパへ、僕は最後の食べ歩きへと日中は別行動だ。早朝から出たかったのに昨晩の食べ過ぎがたたって10時過ぎにホテルを出発した。チョンノンシー駅の東に広がる高級住宅街を歩く。楽しいなあ。

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目指す屋台を探しつつ道に迷ったり。振り返った先にはテトリスみたいだと話題の高層ビル、マハナコーンがそびえ立つ。駅から離れすぎたみたいだから戻ろう。

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目指す屋台はオフィスやマンションがひしめく一角にぽっかりと空いた駐車場のような場所にあった。ぎりぎり近くまで、まさかこんな場所にこんな空間があるとは想像つかない。明るい砂地は陽に照らされて、そこだけ原っぱみたいユルい景色が広がっている。のっけから印象いい。

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屋根付きプレハブの客室と、半分オープンの屋台キッチンを組み合わせた構造は、バンコク都心の屋台というより、郊外や地方都市の屋台みたい。女性中心で、写真だとわかりにくいんだけど、食器や食材類もきちんと片付いている。

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プレハブ内はパステルカラーの明るい雰囲気。こっちも掃除が行き届いている。まだ10時過ぎなので客は僕1人なのだ。

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パッタイ(60バーツ、約180円)を頼みます。逆光なのが残念だが、見た目はとても丁寧に仕上げてある。美味しそう。

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モチっとしてコシのあるセンレック、丁寧に下処理されたエビ、たくさんの押し豆腐、ほどよく炒られた卵、モヤシ、ニラ、干しエビ、ピーナッツ。これら食材を少なめの油であっさり炒め合わせて、それぞれの旨味や風味をタマリンドとライムとパームシュガーの甘酸っぱいソースが優しく包み込んでいる。紛れもなく人生ベストパッタイだ。

前日の食べ過ぎがたたってパッタイしか味わえなかったが、鮮度のいい食材と丁寧な下処理に加えて油や調味料も控え目な家庭料理のような味わいは、日本人の繊細な味覚にも相性がいいと思った。屋台の雰囲気も明るくて幸せな感じだし、次回はもっといろんな料理を頼んでみよう。<オススメ度 ★★★★>。



# by tadodays | 2016-11-05 12:04 | タイ旅行

ラープペットヤソートン・・ジャンクな夜の道端で激うまイサーン屋台に驚く・・★★★★★

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閉まりかけのインド料理店を出る頃には夜の帳が降りてきた。カレーは2人でシェアしたので、まだまだ食べられる(笑)。気になっていたもう一軒の屋台「ラープペットヤソートン」に行ってみることにしよう。店を出てシーロム通りをチョンノンシー駅方向へと戻ること500メートルほど、Soi Sueksa Witthaya というジャンクな通りに差し掛かると、交差点からも屋台らしき明かりが見える。シーロム通りがバンコクにしては小綺麗なこともあって、工事現場を囲うような背の高いアルミの壁が続く、埃っぽいソイのギャップがすごい。

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周囲に建物はないが、壁を隔てたセメント資材置き場のような敷地からダンプなどがガンガン出てくる。どこから引いてくるのか電気はあるようだ。特に駅近でもないのに混んでいるところを見ると、人気店なのは間違いなさそう。

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あまりにジャンクなので、情報が載っていた「タイ行ったらこれ食べよう!」のタイ語の店名を照らしあわせる。電話番号も合ってるようで一安心だ。

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歩道だから4人掛けの小さめのテーブルを2つ並べればいっぱいの幅だが、それが縦に長く続く、けっこう大きな屋台だ。席を取って注文を待つが、言葉は全く通じないのでなかなか店員さんが来てくれない(笑)。写真だとそうでもないが、次から次へと客が来て注文争奪戦的になっている。しかし暑い! 座っているだけで汗がダラダラ出てくるが、隣のテーブルの男女グループは特に汗もかいていないようだ。流石はローカル。

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ようやく注文が通って、ビールの後にやってきたのは店名にもなっているラープムーだ。細切りの豚肉はちょっとパサついた食感だけど旨味はちゃんとある。たっぷりのミント、小さな丸のままのニンニク、紫玉ねぎ、バジル、トーンホム(タイのネギ)などが刻まれている。醤油ベースにスパイシーな醬を加えたような、ちょっと粉っぽいけどあっさりしたソースもなかなかだ。あとから来たカオニャオと合わせるとさらに美味しい。

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と、隣のサラリーマン男女グループが頼んだスープが気になった。周りのテーブルを見渡すと、みんな頼んでいる定番メニューのようだ。失礼ながら指差しでお願いしたのがこれ。名も知らぬこのスープを一口、再びぶん殴られるような衝撃で2人顔を見合わせた。なんだこれ!

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文脈をすっ飛ばして画面だけ見るとタンメンかって感じだが、濃厚なタイ風味が炸裂である。小さな辛い生の青唐辛子、コブミカンの葉、レモングラス、バジル、ディルなどなど、スパイシーでありながら複層的な風味が素晴らしい。白菜、肉厚で旨味たっぷりの豚薄切り・・・むせるほど辛いが、スバイスの競演の後になんとも幸せな旨味ワールドが押し寄せる。カオサンのトムヤムクンに勝るとも劣らない。

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スープがあまりにも素晴らしかったので、ソムタムも頼むの図。これがまた驚きの味だ。

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ナンプラーに柑橘類とパームシュガーを合わせた甘いソースに、シャキシャキの青パパイヤ、人参、ササゲ、トマト、赤唐辛子、潰したニンニク。絞ったライムやピーナツ、干しエビによる豊かな旨み、旨味、コクも素敵だ。ソムタムはあまり好んで食べなかったのだが、こんなに美味しいのかというショックがある。ちなみにシンハービール中瓶1本、ラープとカオニャオ、スープ、ソムタムで合計270バーツ(約810円)。

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コンクリ塀沿いに無理やりビニール屋根を張った屋台。取って付けたような蛍光灯が照らし出す壁にはトカゲもやってくる。

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キッチン周りの雰囲気はこんな。ラープペットヤソートン、そのジャンクなロケーションで好き嫌いがはっきり分かれそうだが、絶品スープやソムタムはバンコク屋台の実力を伺い知る上でも必見だ。それにしても恐るべしバンコク屋台! 間に合わせのような空間とキッチンから、五つ星ホテルのシグネチャーレストランを吹き飛ばすような破壊力のある料理の数々が生み出されるのはもう衝撃としか言いようがない。<オススメ度 ★★★★>。



# by tadodays | 2016-11-03 23:53 | タイ旅行

クルアアロイアロイ・・CNNも認めたゲーンマッサマン・・★★★★☆

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さて夕方、新しいホテルにチェックインし直した後にやってきたのは、チョンノンシー駅に近いシーロム通りの一角だ。この辺りはヒンドゥー系の人々の居住区なのか、レストランもインド系が多い。写真は目指すレストランの真向かいにあるスリ・マハ・マリアマン寺院。南インドの女神様を祀ってあるらしい。

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目指すカレー屋さん「クルアアロイアロイ」は寺院の真向かい、シーロム通りからPan Rdという筋に入ってすぐ左手にあった。外観のあまりのボロさにたじろぐ。

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中はこんな感じ。閉店ギリギリに入ったらしく、奥様が目をつけていたメニューは一部売り切れだが、意外やビールが置いてあるのが嬉しい。まだ夕方6時過ぎだったがお店の人たちはバナナの皮を広げて仕込みをしたり、片付を始めていた。

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ラッキーなことにお目当のゲーンマッサマン(100バーツ、約300円)はあった。見るからにオーソドックスなインドカレーで、大きなジャガイモがゴロゴロ、豚肉(鶏肉バージョンもある)、玉ねぎや様々な野菜、ココナッツやピーナッツなどを感じる濃厚かつ甘みのあるカレーになっている。

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ガイドブック「タイ行ったらこうれ食べよう!」によれば、スパイスは乾燥唐辛子、レモングラス、パームシュガー、シナモン、カルダモン、クミン、ベイリーフなどを使うらしく、調理方法も一般的なタイカレーは短いのに、じっくりと煮込んで作るとのことだ。ポクポクとしたジャガイモが実に美味しい。

クルアアロイアロイ、タイカレーを食べに来るとちょっと肩透かしな感じだが、CNNの観光サイトで世界一の料理に選ばれたというだけあってその完成度は高い。タイカレーに食べ飽きたら、インド風本格カレーもいいかもしれない。星3つと悩んだけど、<オススメ度 ★★★★☆>とします。



# by tadodays | 2016-11-02 00:27 | タイ旅行

アルンワン・・エカマイで味わう人気店の麺・・★★★☆☆

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イスラム屋台はあっさりしていたからお腹には余裕がある。ホテルに戻って移動する前にもう一軒回るとしよう。お隣のエカマイ駅からバスに乗って向かったのはバミーの有名店「アルンワン」だ。なぜか外観内観を撮り忘れているが、スクンビット・ソイ63沿いの店はけっこう大きくて、しかも昼時はすぐ満席になるようだ。麺はバミーとクイジャップから、具はモツやワンタン、揚げ豚などから選べる。写真はモツなど全部入りのクイジャップ。値段は60バーツだったような。ビールはありません。

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塩味スープは肉やモツ類の甘みや旨味が効いている。レバーや腸などのモツ、セロリの葉、揚げニンニク、揚げたワンタン、ネギ、鶏肉団子などが入っている。もちろん、モツの臭みなどは全くない。

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奥様が頼んだのはワンタン入りの麺。モヤシのエグ味ある風味と、ニンニクが効いていない塩味スープに、卵麺が入っている。

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ワンタンは餡が意外にしっかり味だからご飯もイケそうで、周囲のサラリーマン達もそうやって定食風していた。だがやはり、揚げ豚がたっぷり入ったバミーナームを頼んでおくんだった。

エカマイの人気店、アルンワン。駅から歩くと30分以上かかると思うので、大通りを北へ走るバスに乗って、3つほど先の停留所で降りるのが良さそう。味の個性はちょっと薄いけど、あっさりしてるし近所にあったら行くかも。<オススメ度 ★★★☆☆>とします。



# by tadodays | 2016-10-31 23:35 | タイ旅行

アマットロットディー・・イスラム屋台の優しい味に開眼・・★★★★★

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素晴らしき美味に恵まれた4日目が無事に終了。5日目は別のホテルに移動するのだ。前半は僕の選択でリーズナブルに、後半2日間は奥様の選んだ雰囲気のいいホテルにというわけである。新しいホテルには午後に移動することにして、相変わらず雨季とは思えない晴空の下、朝ごはんを食べにトンロー駅へ。ソイ55を北へと200メートルほど歩くと、左手の店先に見えてくる屋台が「アマットロットディー(A Mud Ros Dee)」だ。

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すぐ売り切れる人気店とのことだが、10時台はまだ大丈夫なようだ。イスラム系らしいというか、屋台もビシッと清潔に片付いている。奥のガラス張りの建物は別の店なので念のため。

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スップガイ40バーツ(約120円)登場。セロリとトマトの色どりに見とれつつ口にすると、予想外の爽やかなライムの酸味に驚いた。

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鶏の旨味たっぷりのスープに、セロリの葉、トマト、玉ねぎ、独特の酸味と鼻に抜ける香りのあるフライドオニオンのような揚げ物、それらをうま酸っぱいスープが優しく包んで滋味深くも複雑で食べたことない味わいだ。これは「ルンルアン」を上回る美味しさかもしれない。飲んだ翌朝には最高のスープじゃないだろうか!

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奥様が注文したのは店の看板料理であるカオモックガイ(45バーツ、約135円)。パラパラのバスティマスライス(長米)をカレースパイスで炊いたタイ風ビリヤニだ。カレー風味は旨味と酸味が程よい感じで、フライドオニオンのサクサクカリカリした食感がアクセントになっている。クローブや豆も混じっているようだ。日本で食べるビリヤニより脂っこくなく、米なのかカレーソースなのか、後味に爽やかな酸味があるのも好印象。

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カオモックガイも中には大きな鶏が入っている。スープの具の鶏よりさらにしっとり旨味が乗っている。付け合わせのソースは甘みがあって、カレー風味のチキンに爽やかな後味をもたらしてくれるのだ。バスティマスライスは濃い黄色と薄い黄色があるみたい。

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小さなイスラム屋台のアマットロットディー、オーナーは手前のおばさんで、生真面目で可愛い人でした。旨味たっぷり爽やかスープも、すっきりヘルシーなのに味わい深いカオモックガイも、<オススメ度 ★★>。バンコクの屋台は実に奥深い!







# by tadodays | 2016-10-29 14:27 | タイ旅行