龟正盅から甜园甜品・・亀ゼリーからマナカナを経てホットスイーツへ

またしても食べ過ぎた。薬膳料理の店で太田胃散を飲むハメになるところが悲しいが、胃薬をもってしてもお腹が重い。しばらく街をぶらついた後、地下鉄・长寿路駅の上に立つ雑居デパートに入り込んだ我々は、とある店がテナントで入っているのを見つけた。亀ゼリーで知られる龟正盅 gui1zhen1zhong1の支店である。その時なぜ「亀ゼリー=胃薬」と思い込んだのかは今となっては思い出せない。

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亀ゼリー登場。金牌龟苓膏 jin1pai2gui1ling2gao1は当時18元ぐらいだったろうか。デパート内の店は狭かったが、中華風陶器にたっぷりと入っているのは雰囲気だ。黒いゼラチン質の亀ゼリーは、亀の甲羅を干して粉にして、ブクリョウ、カンゾウ、仙草などの生薬を加えて抽出した液を器に入れて蒸して固めるらしい。漢方のかすかな苦味とともに清涼感が広がり、ちょっとコーヒーゼリーにも似ているが、もっと複層的で滋味深い。このままでもほんのり甘みがあるし、シロップで甘くして食べてもおいしい。ただ効能は熱や火照った体を冷やすことらしいので、胃には全く関係無い(笑)。龟正盅、広州でスッキリ爽やか系のデザートが欲しくなったら行ってみてください。

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午後は地下鉄に乗って珠江を渡り、茶葉の市場があるという芳村駅へ行く。この辺りは住宅街というか、茘湾区と違って空が広い。写真は駅を降りて少し行った先の胡同みたいなところ。

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周囲には団地やマンション街なんかもあるけれど、どうにもこういう朽ちかけた都営住宅風な場所が好き。

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その後、广东范村茶业城guang3dong1fang1cun1cha2ye4cheng2 に行くが、殺風景なモールみたいで惹かれない。その周囲に広がる茶葉屋街を覗いてみることにする。写真はその一軒で、マナカナ(勝手に言ってるだけ)ことバイト学生風な女子二人が試飲のお相手してくれて楽しい。写真がブレブレでごめんなさい。

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中国どころか日本茶もまったく無知な僕らは、幾つか飲ませてもらって、あんまり高くないのを買ってまさにお茶を濁した感じだ。舗装紙に包まれた円盤はプーアル茶の葉を固めたもので、必要な分だけ崩して使う。このまま保管すると熟成がさらに進むんだそうだ。もう少し知識を仕入れてからまた来てみたい。

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广东范村茶业城を離れ、また胡同的な街に戻る。夕暮れ迫る商店街というか市場が懐かしい雰囲気。すぐ近くにはもっと今風な商店街もあるんだけど。

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芳村駅へと戻ってくると、駅の周りの商店街の衣料品店やケータイ屋が並ぶ一角に流行っている食べ物屋がある。甜园甜品 tian2yuan2tian2pin3 っていうぐらいだから、甘いもの系だ。

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中国語メニューも英語メニューもさっぱりイメージがつかめないで困っていると、隣の席のお姉さんが注文を手伝ってくれた。というわけで、まずは彼女が食べていた芝麻糊 zhi1mahu1 が登場。黒ごまのおしるこで、中国では定番のスイーツだ。冷たいのもあるらしいがこれは温かい。濃厚なゴマの香りと甘さが素晴らしい。ここで気に入ったので、その後もいくつかの店で芝麻糊を頼んだものの、いまだにこの店を超える味には出会ってない。値段は当時で80円ぐらい。

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こちらも誰かが食べているのを指差し注文した椰汁香芋西米露 ye1zhi1xiang1yu4xi1mi3lou4 。ココナッツミルクにタピオカやタロイモが入った温かいスープだ。タピオカのブニプニ感とタロイモのねっとり感が甘温かいココナッツミルクに包まれて美味。当時で80円ぐらい。

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煎饺 jian1jiao3 は揚げ餃子のこと。甘いのばっかりかと思ったらこんなのもある。甘味に比べると存在感は薄かった気がするんだけど、味は忘れました。

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英語のメニューがあるなんて不思議。甜园甜品は大众点评で調べてもなかなかの高評価で、チェーンではなく芳村駅にある一店だけらしい。偶然だけど出会えてよかった。広州に行ったらまた訪れたい店です。
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by tadodays | 2016-02-25 20:06 | 広州旅行
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